唐招提寺・お身拭い

律宗の総本山である唐招提寺は、多くの苦難の末、来日された鑑真和上の私寺として始まった歴史があります。南大門をくぐると簡素な美しさを兼ね備えた金堂が見えます。
        
       
金堂に着くと年末恒例のお身拭いがありました。最初に仏様に1年の感謝の法要が営まれ、その後伽藍内の諸尊像のホコリを払い身を清めます。中央にはご本尊の盧舎那仏坐像。右に薬師如来立像、左には千手観世音立像が(いずれも国宝)。薬師寺や東大寺のお身拭いと違って一般客は中には入れず、外からしか見ることが出来ません。そのせいか観光客はまばらでひっそりしたお身拭いでした。
       
盧舎那仏坐像は像高3mで蓮座を加えれば5m程度になります。
       
十一面千手観世音菩薩立像は像高5m、最初は千手だったものの何かで壊れてしまい今は953本の手。国内で最も多くて最大級のものです。
       
鑑真和上は688年中国揚州生まれ。742年に日本からの招きに応じて渡日を決意されましたが当時の航海は極めて厳しく5度の失敗を重ね盲目の身となられました。753年6度目の航海で遂に来朝されました。東大寺で5年過ごされたあとに、この地に専修道場を創建されました。和上の御廟と御廟へ続く道です。76歳で亡くなられました。
       
      
校倉様式の高床式の経蔵です。日本で最も古い校倉建造物です。
       
鼓楼(右・舎利殿とも呼ばれている)と講堂です。
       
   

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カメラを通して美しい自然や日本伝統の祭りなどを楽しんでいます(^^♪
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