近鉄大和上市発8:35の大台ケ原行き奈良交通路線バスは、川上村・杉の湯の手前での土砂崩れの為、大きく迂回し細い道へ。この為、現在は大型バスは入れません。
もう一か所迂回する個所があって2時間05分もかっかってしまいました。また折角の大台はガスで見晴らしも、う~~~ん。
定番の日出ヶ岳(1695.1m)~正木ヶ原~牛石ヶ原~大蛇嵓~シオカラ谷のコースに決め10:45スタート。トウヒやウラジオモミの樹林帯の中の整備された道を歩いていると1700mもある高山なのにハイキング散歩をしている感じ。
11:20 日出ヶ岳の山頂着、360度の展望なのにガスで何も見えず。
西方面に大峰の雄大な山々を期待していたのですが。 正木峠で昼食(11:45-12:00)。
正木ヶ原の白骨林。
50年前はトウヒと針葉樹の苔むした、うす暗い森だったのが伊勢湾台風で樹木が倒れてしまい、太陽が射しこむ事によって苔がなくなり、代わってササが群生。昔の景観を取り戻すべくトウヒの植林も行われていますがササを主食とする鹿が増え、トウヒの新芽や皮も食べる為、防御が大変のようです。
正木ヶ原を過ぎると白骨林は少なくなります。
山頂や尾根は紅葉が終わっていました。
そして待望の大蛇嵓に。大峰の山々が見えないものの、運よくガスが流れました。
大蛇嵓の大岩は前下がりになっていて、その先は垂直約800mの断崖絶壁!多くの人が怖くて先に進めないんです。
恐る恐る最先端に行って大展望を楽しみました。
中腹は紅葉も真っ赤に染まっています。
展望が出来たのは僅か5分程度。あっと言う間にガスが流れて来て真っ白に。
眼を閉じて、絶景を確り脳裏に刻んでから出発。シオカラ谷へは急な下がりです。やっと山道らしくなり紅葉も残っていました。
標高1430mにあるシオカラ吊橋を過ぎると急な階段の登り直し。
14:10標高1570mの駐車場に戻りました。15:30のバスまでに時間がありビジターセンターで今年の紅葉について教えて戴きました。
「大台の例年の紅葉は10月10日から一週間。今年は台風の影響で、多くの葉が飛ばされ、残った葉も傷ついたり、黒ずんだり、縮れたりして綺麗な紅葉は見られなかった」
中腹の紅葉も遠目で見ると綺麗なんですが近付くと鮮やかさはありませんでした。涸沢と同じ状態でした。